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Was tun, wenn's brennt?
レボリューション6 (2001) Germany 101min.
Introduction 序盤アウトライン
2000年。ベルリン郊外グルーネバルトの空き家で爆破事件が発生、受傷者も出す事態を受けた警察当局が殺人未遂事件としての捜査に乗り出す。一方、その爆弾を87年当時に仕掛けた反政府映像PRクラブ「グループ36」の面々はそれぞれに別の道を歩んでいたが、現役での反政府活動に身を投じるティムとホッテのアジトから爆弾の製造過程を記録する証拠フィルムが押収された事から、その6人の面々は思わぬ形での再会を余儀なくされてしまう。やがて、それぞれの運命を左右するフィルムの奪還に足並みを揃えようとする6人だったが、音信不通だった13年間に形成された人生観のギャップはあまりに甚大なものだったーー
Various Note メモ
過去に及んだ不法行為のツケの清算を迫られる面々が、再び足並みを揃えるまでのスリルと葛藤の数日間を描く。オリジナル脚本は、テレビ畑を中心に活躍する"Das Letzte Siegel"の
ステファン・デーンネルトと翌年の"Mein erstes Wunder"ではメガホンも取る新鋭アンネ・ヴィルドゥ。監督は、06年「みえない雲」のグレゴール・シュニッツラー。オープニング・タイトルを始めとする幾つかのシーンでは、音楽畑でも実績のあるシュニッツラーならではの感性が炸裂。

以下、完全ネタバレ。未鑑賞の方はご留意下さい。
一度も成功した事のなかった時限爆弾が13年間の歳月を経て爆発、再会を余儀なくされたその犯行グループの面々が、警察に押収された証拠フィルムの奪還に乗り出すまでの紆余曲折の日々を綴る物語だが、反政府活動や爆破、その証拠隠滅の為の二次犯罪と云うシリアスなネタを扱うシナリオながらも、その主題は犯行グループ6人の面々の友情と絆を描くもの。迎えるクライマックスの様相も正にスタイリッシュな演出で綴る浪花節。冒頭で描かれる爆破事件の被害者が軽傷だったと説明される為に、迎えるハッピーエンドにも決定的な違和感はない。ただ、満を持してのハッピーエンドを迎える物語では、社会性を踏まえてのメッセージ色も皆無だったと云う事。
弱肉強食による貧富の格差も露な資本主義に対するアナーキーな抵抗活動に身を投じていた6人の面々だが、その実体は、巨額の血税を浪費させる社会悪。実業家や弁護士として成功するマイク(セバスチャン・ブロムベルグ)とテラー(マティアス・マシュケ)、パトロンを渡り歩くフロー(ドリス・シュレッツマイヤー)や主婦業に生甲斐を見出すネレ(ナディヤ・ウール)の4人などは、アイデンティティをアピール出来るそれぞれの居場所が見つかった事で「資本主義」の枠組みにスッポリと収まっている。頑なに抵抗活動を続けるティム(ティル・シュヴァイガー)だけは筋金入りのようにも見えるが、両足を失う事故を引き起こすキッカケとなった警官隊に恨みを抱くホッテ(マーティン・ファイフェル)に対する仁義を貫き通す姿勢などからすれば、会社経営などのレールに乗せれば最も成功出来る資質を持つ人物のようにも思える所。
そんな6人が自らも暮らす資本主義社会で犯した罪は、時限爆弾による傷害事件。死亡事件とは描かれていない為に、6人が足並みを揃えるハッピーエンドも何気に爽やかだったりするが、愚劣な行為が引き起こす儚い結果を教訓として描くのであれば、やはり、僅かながらでもサビを入れて欲しかった所。株取引で大損するマイクや極度の疑心暗鬼状態に陥るテラーの姿なども描かれてはいるが、罪の清算には程遠い。警察本部の押収物件倉庫を爆破し、結果オーライのコントラストで描かれるハッピーエンドでは、無法者をのさばらせる資本主義社会の盲点だけがクローズアップされているようなもの。冒頭の爆破事件も社会を隠れ蓑にする極悪人に対してのピンポイントでの犯行で、そんな信念を持つ犯行ながらも然るべき代償を払うような結末を迎えていれば納得も出来たのだが。
離別した6人が再び足並みを揃えるまでの情緒豊かな情景はもとより、異なる立場の刑事とティムが「勝ち組」と「負け組」を引用しながら資本主義社会での歪を分かち合う場面などは実に秀逸だったが、如何せん、青春ドラマなどとは異なる基本プロットがあまりにヘヴィー過ぎた。ただ、消火器をぶち壊して6人が当時の光景をフラッシュバックさせるシーンなどを目の当たりにすれば、シナリオに対する所感などもアホらしく思えたりする所。BGMとなるレディオヘッドの「ノー・サプライゼズ」も絶品、トランス出来るほどの感覚を余儀なくされた。



製作スタッフ
Staff
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
監督
Directed by
グレゴール・シュニッツラー
Gregor Schnitzler
みえない雲 Die Wolke
製作
Produced by
ヤコブ・クラウセン
Jakob Claussen
ハイ・クルセイド(未) The High Crusade
クレイジー Crazy
アナトミー Anatomie
アナトミー2(未) Anatomie 2
トーマス・ヴュブケ
Thomas Wöbke
ハイ・クルセイド(未) The High Crusade
クレイジー Crazy
アナトミー Anatomie
アンドレア・ヴィルゾン
Andrea Wilson
 
脚本
Written by
ステファン・デーンネルト
Stefan Dähnert
Engrazia (1989) (Director)
Tatort - Tod im Häcksler (1991) (tv)
Das Letzte Siegel (1993)
Zehn wahnsinnige Tage (2000) (tv)
Tatort - Schlaraffenland (2002) (tv)
アンネ・ヴィルドゥ
Anne Wild
Die Geiseln von Costa Rica (2000) (tv)
Mein erstes Wunder (2002)
Nachmittag in Siedlisko (2003)
撮影
Cinematography by
アンドレアス・ベルガー
Andreas Berger
アナトミー2(未) Anatomie 2
編集
Edited by
ハンスイェルグ・ヴァイスブリッヒ
Hansjörg Weißbrich
逢いたくてヴェニス
 2 Männer, 2 Frauen - 4 Probleme!?
23 トゥエンティースリー(未) 23
クレイジー Crazy
ゲート・トゥ・ヘヴン Gate to Heaven
美術
Production Design by
アルブレヒト・コンラッド
Albrecht Konrad
ガッチャ! Gotcha!
悦楽晩餐会 または誰と寝るかという重要な問題
 Rossini
エーミールと探偵たち Emil und die Detektive
奪還 DAKKAN アルカトラズ Half Past Dead
衣装
Costume Design by
イヴァーナ・ミロス
Ivana Milos
みえない雲 Die Wolke
音楽
Music by
ステファン・ツァッハリアス
Stephan Zacharias
ディアボリーク 悪魔の刻印(未)
 Der Grosse Bagarozy
ヒトラー 最期の12日間 Der Untergang
挿入曲
Various Music
A Song For Lovers - Richard Ashcroft
(Ein Jahr) Es Geht Voran - Jan Plewka
No Surprises - Radiohead
The Everlasting - Manic Street Preachers
Still, Weit und Weg - Jan Plewka
Der Titelsong Zum Film - Jan Plewka
キャスト
Cast
配役
Plays
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
ティル・シュヴァイガー
Til Schweiger
Tim ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア Knockin' on Heaven's Door
ブルート Bandyta
リプレイスメント・キラー The Replacement Killers
ディアボリーク 悪魔の刻印(未) Der Grosse Bagarozy
SLC PUNK!!! SLC Punk!
セックス調査団 Investigating Sex
ドリヴン Driven
トゥームレイダー2
 Lara Croft Tomb Raider: The Cradle of Life
ドリームシップ エピソード
 (T)Raumschiff Surprise - Periode 1
Uボート 最後の決断 In Enemy Hands
キング・アーサー King Arthur
マーティン・ファイフェル
Martin Feifel
Hotte エーミールと探偵たち Emil und die Detektive
バーグラーズ 最後の賭け(未) Sass
セバスチャン・ブロムベルグ
Sebastian Blomberg
Maik アナトミー Anatomie
ナディヤ・ウール
Nadja Uhl
Nele アンナとロッテ De Tweeling
ダーク・プレイス Das Wunder von Lengede (tv)
影のない男(未) Lautlos
ストーム・シティ Die Sturmflut (tv)
マティアス・マシュケ
Matthias Matschke
Terror Sonnenallee (1999)
LiebesLuder (2000)
ドリス・シュレッツマイヤー
Doris Schretzmayer
Flo Fink fährt ab (1999)
Ternitz, Tennessee (2000)
クラウス・レーヴィッチェ
Klaus Löwitsch
Manowsky 色情愚連隊 Mädchen... nur mit Gewalt
オデッサ・ファイル The Odessa File
ローズバッド Rosebud
戦争のはらわた Cross of Iron
マリア・ブラウンの結婚 Die ehe der Maria Braun
ガッチャ! Gotcha!
異常心理分析官 Ein Mann wie eine Waffe (tv)
クライマー(未) Feindliche Übernahme - althan.com
EX エックス Extreme Ops
デヴィド・ストリーゾウ
Devid Striesow
Henkel エリート養成機関 ナポラ(未) NaPolA
ヒトラー 最期の12日間 Der Untergang
バルバラ・フィリップ
Barbara Philipp
Pritt Ab ins Paradies (2001)
Mutanten (2002)
ジェイミー・シュリヒト
Jamie Schuricht
Melli Ich werde immer bei euch sein (2002) (tv)
アユクト・カヤチク
Aykut Kayacik
Bülent コマーシャル★マン(未) Viktor Vogel - Commercial Man
ヒューベルト・ムルツァー
Hubert Mulzer
Police Chief ビヨンド・サイレンス Jenseits der Stille
14日(未) 14 Tage lebenslänglich
オリヴァー・・モムゼン
Oliver Mommsen
Konrad Zwei fremde Augen (2000)
Junimond (2002)
ティス・マーグ
This Maag
Schimtz Irgendwas ist immer (2002)
Vier Fenster (2006)
ヨハンナ・フォン・ハレム
Johanna von Halem
Agency Assistant コマーシャル★マン(未) Viktor Vogel - Commercial Man
サンドラ・ネデレフ
Sandra Nedeleff
Real Estate
Agent
Kranke Schwestern (2001)
Der Abschied (2003)
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