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Disturbia
ディスタービア (2007) USA 105 min.
Introduction 序盤アウトライン
交通事故で父親を失ったばかりの高校生のケイルが怒りまかせに教師を殴った罪で3ヶ月の自宅監禁を言い渡される。軒先の通りはおろか敷地を出る事すら許されぬケイルは、やがて自宅部屋からのご近所の観察に没頭するようになるが、そんな中、若い女性の失踪事件をニュースで見たケイルは、警察会見での目撃車両とその損傷部位の特徴までが一致する隣人の中年男性が怪しいと思い込むようになる。そんな中、隣人の家で若い女性の逃げ惑う姿を目撃したケイルは、友人らと共に隣人宅の捜査に乗り出すのだがーー
Various Note メモ
隣人に疑惑を抱く少年の葛藤と一つの真相に辿り着くまでの過程をスリリングに描く。原案と脚本は「アナザー・デイ・イン・パラダイス (1998)」のクリストファー・ランドン (Christopher Landon)。脚本には「パニック・フライト (2005)」のカール・エルスワース (Carl Ellsworth)も参加。監督は「ザ・シールド ルール無用の警察バッジ (2002-2006) (TV)」「トゥー・フォー・ザ・マネー (2005)」「イーグル・アイ (2008)」のD.J.カルーゾ (D.J. Caruso)。
主演は「トランスフォーマー (2007)」「イーグル・アイ (2008)」「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 (2008)」のシャイア・ラブーフ (Shia LaBeouf)。共演は「呪怨 パンデミック (2006)」のサラ・ローマー (Sarah Roemer)、「マトリックス (1999)」「メメント (2000)」「サスペクト・ゼロ (2004)」のキャリー=アン・モス (Carrie-Anne Moss)、「サンフランシスコ物語 (1980)」「インディアン・ランナー (1991)」「16ブロック (2006)」のデイヴィッド・モース (David Morse)、「アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗 (2007)」「ラスベガスをぶっつぶせ (2008)」のアーロン・ヨー (Aaron Yoo)、「アドレナリン (2006)」のホセ・パブロ・カンティージョ (Jose Pablo Cantillo)、「アサルト13 要塞警察 (2005)」「デジャヴ (2006)」のマット・クレイヴン (Matt Craven)、「エデンより彼方に (2002)」「ソラリス (2002)」「最後の初恋 (2008)」のヴィオラ・デイヴィス (Viola Davis)、他。

以下、完全ネタバレ。未鑑賞の方はご留意下さい。
ここでの主人公は、教師を殴った罪で3ヶ月の自宅監禁を言い渡された高校生ケイル。GPS仕様の所在探知機を足にセットされたケイルは、自宅の敷地を出る事も許されずにご近所のウォッチングに精を出す羽目になるが、そんな最中に飛び込んできたのが、巷での女性失踪事件の報道とその容疑者と思われる隣人の怪しい行動。隣人を本ボシと睨む中、身動きの取れないハンディに見舞われながらも、やがては友人らとの共同捜査で事件を解決に導く主人公だが、そんなアウトラインで思い出されると云えば、54年のヒッチコックの名作「裏窓」。
身動き取れないハンディを背負う主人公の状況設定はもとより、殺人犯が終盤まで「容疑者」として描かれるスクリプト、メロウなモチーフも織り交ぜての友人らとの交流など、触りだけを並べれば「裏窓」を下敷きにしている事も歴然だが、作品の本質そのものは全くの別モノ。良し悪しの話などではなく。不器用な主人公たちと不器用な犯人を、わずか一つだけの視点でウィット全開で描く「裏窓」は、サスペンスを基点とする大衆パノラマ絵巻のような作品だが、狡猾な連続殺人鬼との死闘に的を絞るこちらの方は、いわゆる今どきのサスペンスに他ならない。
ちなみに、殺人犯が終盤まで「容疑者」として描かれる中、風雲急を告げるような形でいきなり盛り上がるクライマックスも「裏窓」に似てはいるが、証拠隠滅に手一杯であたふたしまくる「裏窓」の中年犯人とはここでの犯人も全くの別モノ。主人公らを丸め込もうと偽装工作にも奔走するここでの犯人は、痴話喧嘩から女房を殺害してしまう「裏窓」の犯人とは全く異なる怪物タイプの連続殺人鬼。テキサスから当地に引っ越す中、自宅の地下も膨大な死体の山と云う設定は、あのレザーフェイスやバッファロービルも真っ青だが、そんなモンスターを相手にするアクション+ホラーのエッセンスが最終的にはここでの本質だったと云う事。主人公の父親が交通事故で惨死する序盤の演出でもその辺りは明らか。
ついては「裏窓」などとは全く別次元で自由に楽しませてもらったが、中盤を過ぎても犯人を容疑者として描く中、犯人がいきなり牙を剥く唐突なクライマックスなどは、名作も踏襲するなかなかの展開。と云うか、ミーハーな個人的には、主人公の彼女(サラ・ローマー)に善人ヅラした犯人が接近する中、ストックホルム症候群を引き合いに出すスクリプトなどもフツーに受けたが、もっともウケたと云えば、あのキャリー=アン・モスを未亡人役に据えるキャスティング。亭主を失って家計も切迫する中、トリニティのような表情と化した強面の母親がゲーム機のケーブルをハサミでちょん切るシーンなどはかなりのインパクトだった。と云うか、ついこの間はキアヌの恋人役だったキャリー=アン・モスが、ここではいきなり成人間近の息子の母親と云うのも微妙だったが。「あなたのお母さんはホットよ」というサラ・ローマーの台詞一行でフォローはされてたけど。



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