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Flags of Our Fathers
父親たちの星条旗 (2006) USA 132min.
Introduction 序盤アウトライン
ウィスコンシン。葬儀屋を営む一人の老人が世に別れを告げようとしていた。1945年、衛生兵として小笠原諸島の硫黄島で日本軍との死闘を経験した元海兵隊員のジョン・ブラッドレーは、戦局の行方を変えた一枚の写真「硫黄島の星条旗」に写る「英雄」と讃えられた人物だったが、ついには家族を始めとする誰しもにも当時の真実を語る事なく老齢の床に伏していたのだった。そんな父親ジョンの姿を目の当たりにした息子のジェームズが、稀少な関係者の証言から写真に秘められた真実の核心に迫ろうとする中、やがて浮かび上がってきたのは、硫黄島決戦での想像を絶する真実と「英雄」として帰国した兵士たちの苦悩の顛末だったーー
Various Note メモ
太平洋戦争末期の1945年、壮絶を極めた「硫黄島の闘い」の真実と背景を日米双方の視点で描く「硫黄島プロジェクト」第一弾。米国側の視点で描かれたこちらは、戦局を大きく左右したとされる一枚の写真「硫黄島の星条旗」(撮影者のジョー・ローゼンタールはピューリッツァー賞を受賞)に秘められたドラマをモチーフに戦局当時の真実を浮き彫りにする内容。ジェームズ・ブラッドリー(劇中にも主演キャラクターの子息として実名キャラが登場)とロン・パワーズのノンフィクション著書「硫黄島の星条旗」を基に、「アポロ13」「ジャーヘッド」のウィリアム・ブロイルズ・Jrと「クラッシュ」「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギスが脚色。演出は、二部作共に製作も兼任、こちらではスコアも手掛けるクリント・イーストウッド。
邦題の「父親たちの星条旗」の正しい読みは、オヤジ~ではなく「ちちおやたちのせいじょうき」。全米公開は06年10月21日(「硫黄島からの手紙」は同年12月20日)。日本公開は06年10月28日(「硫黄島からの手紙」は同年12月9日)。戦闘シーンの撮影は、困難を極めたロケハンの末に辿り着いたアイスランドのレイキャネスで敢行。摺鉢山(すりばちやま)から見下ろす一部のショットでは、東京都から1日だけの許可を得て「硫黄島」現地での撮影が実現(「硫黄島からの手紙」で使用される終盤のカットも同様)。

以下、完全ネタバレ。未鑑賞の方はご留意下さい。
「硫黄島の闘い」を日米双方の視点で描く本作「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」の両作品だが、その基本プロットは全く別。45年2月19日の米軍の上陸を描く情景をはじめ、日本軍のトーチカが火炎放射器に曝される情景、本作主人公の親友イギーが日本軍に捕まるシーン、戦局末期の日本軍の自決シーンなど双方の視点で描かれる同一の情景も挿入されるが、硫黄島での闘いそのものをフルサイズで描くのは「硫黄島からの手紙」が担っているもので、本作「父親たちの星条旗」は、戦局を大きく左右した一枚の写真「硫黄島の星条旗」の真実をモチーフに戦局当時の米国の台所事情を浮き彫りにするもの。無論、硫黄島の自然条件に苛まされた米軍の上陸作戦の様子をフルに捉えているのはこちらの方だが、スクリプトの大半も、実は戦争の維持すら困難だった米国最後の切り札として国債PRマンとして奔走を余儀なくされた3名の作られた「英雄」たちのペーソスで占められている。
ただ、スポット的に描かれた戦闘シークエンスながらも、あまりに悲惨な戦場の情景は充分に描かれていたもので、「英雄」に祭り上げられた3名の姿に投影される戦争行為そのものの愚かさも十二分に伝わるスクリプトだったが、米国側から見た「硫黄島の闘い」の惨状を描く映像では、同時期にDVDで鑑賞した「ドキュメント 硫黄島からのVoice Letter」が強烈だった。このTVドキュメントプログラムは、硫黄島の前線から帰還を果した日米双方数名の方々の生の証言と当時の前線を捉える生々しい記録写真と記録映像、そしてキャストを擁しての再現映像で構成されたものだが、その内容には只々絶句。あの集中砲火の中で砲弾の破片で負傷した事から一時は病院船に運ばれながらも、眼球の寸前で破片が止まっていた為に戦闘可能とみなされて再度戦場に出向いて地獄を2度体験した元兵士の方や、摺鉢山の攻防で戦局の行方も左右する手柄を上げた元兵士の方、片足を切断しながら帰還を果した元兵士の方など、そのあまりにヘビーな証言の数々は種々の映像にも勝るものだった。日本軍投降兵に対する米兵の非道な殺傷行為を描く中、日本軍の掟破りの戦闘行為は殆ど描かれていなかったもう一方の「硫黄島の闘い」だが、投降を装う日本兵がスキを突いて攻撃を仕掛けて来た話や米兵に変装した日本兵の奇襲の話などスクリプトでは描かれる事がなかった真実などもドキュメントの興味深い所だった。
よくよく考えてみれば、上陸初日の2月19日だけで500名超の戦死者(しかも米国側だけで)を出す地上戦と云う時点で既に尋常じゃない。かつて「プライベート・ライアン」の冒頭シークエンスでは唖然とさせられたが、あんな未曾有の惨状より数段酷い惨状だったのかと想像すれば只々絶句させられる。そんな前代未聞の戦闘シーンの再現も含む日米双方から見た「硫黄島の闘い」と米国の台所事情を盛り込んだプロットと来れば、2本の作品にディバイドされるのも当然の所。正に地獄の様相を呈した戦局を背景にしながらも、双方共に人間ドラマのコントラストが貫かれていた辺りは好感度も高い。戦局を体験された兵士の方々にも最大限の敬意を払うこちらのドラマ篇と当事者の生の証言で綴るドキュメンタリーを併せて鑑賞する事で、個人的にはより一層の感慨が。
ここで描かれるのは太平洋戦争末期の物語だが、一枚の写真がベトナムでの米国を実質的敗戦に導いたと云う序盤の一連のスクリプトでも描かれる通り、そのテーマは限りなく重い。タカ派指導者たちの疑心暗鬼が増幅する中、長期化の様相を呈する東西冷戦を引き金にするベトナムだが、その行方を決定付けたのも反戦運動の契機となった一枚の写真。最終的な太平洋戦争の行方も国民の手に委ねられていた事を赤裸々に描くこのシナリオも、たった一枚の写真をネタに国民が翻弄されていた事を露呈するもの。正しい方向での世論と云うのも他ならぬ国民一人一人が形成するものだが、この辺りのメッセージ性は見逃せない所。メインのキャストやスタッフのクレジットが終わる辺りから、移調ではなくマイナーに転調(後に再度メジャーに)するエンディングテーマも秀逸。クリントの子息カイルとマイケル・スティーヴンスの編曲(作曲はクリント)が絶妙なナンバーだが、何れにせよ、イーストウッドが手掛けたスコアの中ではピカイチの印象だった。

以下は、「硫黄島の戦い」の概略とスクリプトの参照。
戦局
太平洋戦争:硫黄島の戦い (1945年2月16日から同年3月26日)
戦場
小笠原諸島・硫黄島(東京の南約1,080キロ、グアムの北1,130キロ)
直径:北東から南西方向に約8キロ
幅:北部約4キロ、南部約800メートル 面積:21平方km
標高の最高点:169メートル(南部に位置する「摺鉢山」の山頂)
戦前は硫黄の採掘やサトウキビ栽培などを営む住民が約1,000人居住
(「硫黄島からの手紙」の劇中では住民役のキャラクターも登場)
交戦戦力
日本国国旗 大日本帝国 (兵力20,933名) United States of America 米軍 (推定兵力70,000名)
陸軍 (13,586名)
小笠原兵団 第109師団
* 兵団長:
栗林忠道中将 *2
* 参謀長:高石正大佐
* 師団司令部附:大須賀応少将
小笠原兵団直轄部隊
独立歩兵第17連隊
歩兵第145連隊
* 連隊長:池田益雄大佐
戦車第26連隊
* 連隊長:
西竹一中佐 *2
混成第2旅団
* 旅団長:千田貞季少将
* 旅団司令部附:厚地兼彦大佐
* 旅団司令部附:堀静一大佐
独立歩兵309大隊機関銃中隊
* 中隊長:阿部武雄中尉
(戦後、硫黄島協会常任理事として戦没者の慰霊に奔走)
旅団野戦病院
* 病院長:野口巌軍医大尉
(4月16日、患者を伴い米軍に投降)
旅団砲兵
* 隊長:街道長作大佐
独立歩兵第309大隊

海軍 (総兵力 7,347名)
小笠原兵団直轄部隊
第27航空戦隊
* 司令官:
市丸利之助少将 *2
硫黄島警備隊
* 司令:井上左馬二大佐
南方諸島海軍航空隊
第204設営隊大隊

*2=映画「硫黄島からの手紙」に実名で登場する実在した人物
硫黄島派遣軍
* 総司令官:リッチモンド・ターナー海軍中将
* 次席指揮官:ハリー・ヒル海軍少将
第51任務部隊
* 司令官:リッチモンド・ターナー海軍中将
第53任務部隊
* 司令官:ハリー・ヒル海軍少将
第54任務部隊
* 司令官:バトラム・ロジャース海軍少将
第58任務部隊
* 司令官:マーク・ミッチャー海軍中将
第56任務部隊
* 司令官:ホーランド・スミス海兵隊中将 *1
第5水陸両用軍団
* 指揮官:指揮官:ハリー・シュミット海兵隊少将
* 参謀長:ウイリアム・ロジャー海兵隊准将
* 総兵力 推定61,000名
第3海兵師団
* 師団長:グレーブス・エルスキン海兵隊少将
* 第9、21連隊、第12砲兵連隊、第3戦車大隊
第4海兵師団
* 師団長:クリフトン・ケーツ海兵隊少将
* 第23、24、25連隊、第14砲兵連隊、第4戦車大隊
第5海兵師団
* 師団長:ケラー・ロッキー海兵隊少将
* 第26、27、28連隊、第13砲兵連隊、第5戦車大隊

*1=映画「父親たちの星条旗」に実名で登場する実在した人物
人的損害
戦死者:20,129名(軍属82名)
戦傷:1,023名 (捕虜)
戦死者:6,821名
戦傷:21,865名
決戦までの道程
1944年前期
2月、米軍がマーシャル諸島を占領、トラック島への大規模空襲を受けた日本軍大本営は、カロリン諸島からマリアナ諸島、小笠原諸島を結ぶ防衛線の死守を決定。第31軍(指揮官:小畑英良中将)が編成される中、配下の小笠原地区集団司令官に栗林忠道中将が就任。一方、3月から4月にかけて増援部隊が到着した硫黄島での総兵力は5,000名以上に。5月、父島へ赴任した栗林中将は、硫黄島への米軍侵攻が明白な中、司令部および第109師団を硫黄島へ移動、当地の自然条件や劣勢を強いられる戦力状況を熟考した上で島の地下要塞化を決定する。

1944年後期
11月、マリアナ諸島の攻略を経た米軍が爆撃機B-29による日本本土への長距離爆撃を開始。そんな中、日本本土へ出撃するB-29の動きを硫黄島の日本軍に察知されていた米軍は、日本上空で迎撃されたB-29がマリアナに辿り着けずに不時着するケースも多発する一方、地上に待機するB-29も硫黄島を経由する日本軍の爆撃機の急襲で多大な損害を被る。事態を受けた米統合作戦本部は、B-29の動きを本土に警告する硫黄島のレーダー監視所の破壊、硫黄島回避に要していたB-29の航法上のロスの解消、損傷爆撃機の中間拠点と長距離護衛戦闘機の要所基地として硫黄島の占領を決定、「デタッチメント作戦」と銘打たれた硫黄島攻略作戦は、沖縄侵攻までの2ヶ月間が遂行期間とされる。

一方、本土から鉱山技師を呼び寄せた硫黄島では、全長28キロに及ぶ地下坑道の工事が開始される。

* 地下要塞の特徴や開戦までの状況
・時間の7割が訓練、3割が工事に充てられていた。
・軟質の火山岩は手工具での掘削が可能だったが、防毒マスクの着用を必須とする硫黄ガスや摂氏30~50度の地熱に曝されていた事から連続作業も5分間が限度だった。
・12月8日以降は、空襲で損傷を受けた飛行場の修復も平行作業で行われた。
・12m~15mの深さだった坑道の道程は、摺鉢山の北斜面だけでも数キロメートル。
・少人数用から数百人の収容も出来るスペースまで多種多様だった地下室は、袋小路になる事を避けるべく複数の出入り口を完備、その出入り口付近は、砲弾による衝撃を最小限に止める精巧な構造だった。また、硫黄ガスの換気には細心の注意が払われていた。
・島北部の北集落から約500メートル北東の地下20メートルの地点に位置していた司令部は、坑道で繋がる各種施設との連絡を密にしていた。
・摺鉢山に次いで高い屏風山には無線所と気象観測所を設置、すぐ南東の高台の上には硫黄島の全火砲を指揮する街道長作大佐の本部が置かれていた。
・地下スペースの中でも最も高完成度だったのが北集落の南に位置する主通信所だった。天井と壁の構造は司令部のそれにも匹敵、地下20メートルの坑道にも連絡していた。
・摺鉢山付近の海岸沿いトーチカは、厚さ1.2m鉄筋コンクリート造りだった。
・硫黄島の第一防衛線は、相互支援も可能な何重にも配備された陣地で構成、北西の海岸から元山飛行場を通り南東方向の南村へ延びていた。トーチカも至る場所に設置、西竹一中佐(バロン西)の戦車隊にも強化されていた。
・地形の利が活かされた第二防衛線の位置は、硫黄島の最北端・北ノ鼻の南数百メートルから元山集落を通り東海岸へ至る線だった。
・摺鉢山は海岸砲およびトーチカからなる半ば独立した防衛区域として組織されていた。戦車の接近を睨む全経路には対戦車壕を掘削、摺鉢山北側の地峡部では、南半分を摺鉢山の火砲群、北半分を島北部の火砲群が照準に収めていた。
・44年末には、豊富な天然資源だった黒い火山灰をセメントと混ぜる事で高品質なコンクリートの生成に成功、その時期を境に工事作業は加速するが、結果的には、全長28キロだった計画も18キロ程度の段階で断念、司令部と摺鉢山を結ぶ坑道も僅かに未完成の段階で米軍を迎え撃つ事に。

* 日本軍の戦力の推移
・海軍から到着した第204建設大隊1,233名が地下陣地の建設工事に着手。
・8月10日、市丸利之助海軍少将が硫黄島に着任、航空隊および地上整備員2,216名も到着。
・混成第2旅団5,000名(指揮官:大須賀應少将)が父島から硫黄島へ移動、12月、旅団長が千田貞季少将に交代。
・サイパン陥落後、歩兵第145連隊2,700名(指揮官:池田益雄大佐)も硫黄島へ転進。
・44年末までに稼動状態だった火力は、320ミリ臼砲12門、150ミリ中迫撃砲および81ミリ軽迫撃砲65門、80ミリ以上の沿岸砲33門、そして75ミリ以上の高射砲94門など75ミリ以上の火砲361門だった。さらに、200門を超える20ミリ+25ミリ対空機関砲、69門の37ミリ+47ミリ速射砲が出揃う中、当代最新兵器だったロケット砲70門も到着するなど、実に通常の日本軍1個師団が保有する4倍の火力に達していた。
・釜山へ移動していた戦車第26連隊(連隊長:男爵西竹一中佐/戦車28両/兵員600名)が配備される予定だったが、7月18日、「日秀丸」で本土を出航していた連隊が父島まで250キロの海上で米潜水艦「コービア」によって撃沈、戦死者は2名だけだったが戦車はすべて海没する。12月には22両が陸揚げされる中、通常の機動兵力として運用する計画も浮上するが、全ての戦車は隠蔽された上で固定砲台として使用される事になる。
・米空海軍の妨害にも曝される中、45年2月まで陸海軍合わせて兵力21,000名まで増強された兵力は、栗林中将の指揮下に置かれる事に。
・第31軍司令官小畑中将が海岸での戦闘では定石だった水際防衛を推し進めようとする中、ペリリュー島での戦訓を汲む栗林中将は、水際防御戦術を取り止めての内陸での防御に初期決戦の行方を託していた。その理由は、圧倒的兵力によるパワープレイで押し切られる事も明白な中、数で劣る兵力を最大限活かそうとしていた事と、自陣の位置を米軍へ晒す事を懸念した為。
・そのルールは、「米軍艦艇に対する砲撃は行わない」「上陸されても水際では抵抗を行わない」というもの。
・迎撃のフォーメーションは、米上陸部隊が500メートル内陸に進んだ時点で元山飛行場付近に配置した火器による集中攻撃を加えると云うもので、海岸の北側には元山飛行場北側からの攻撃、海岸の南側には摺鉢山の斜面から砲撃を加えると云う多勢の相手に対する狙い撃ちによって敵の数をすり減らしを狙うものだった。同時に、兵力の急激な減少も明白な大規模逆襲や撤退、万歳突撃はいずれも厳禁とされていた。
・兵員の要塞建設作業と戦闘訓練の時間配分にも苦慮させられた栗林中将は、戦闘訓練にも時間を費やす。そんな最中の44年12月8日、硫黄島への800トンを超える爆弾投下やB-24爆撃機の毎夜に亘る空襲、翌45年1月2日のB-24による千鳥飛行場への空爆などを敢行した米軍だったが、迅速な修復作業で12時間後には飛行場の機能を回復させた日本軍は致命的ダメージを回避している。
1945年、決戦の経緯
1月5日
上級将校が指令所に集う中、市丸少将がレイテ沖海戦での連合艦隊の壊滅と硫黄島への米軍侵攻の予測を進言。
2月13日
海軍の偵察機がサイパンから北西に移動する170隻もの米軍の大船団を発見。小笠原諸島の日本軍全部隊に警報が発令される中、硫黄島も来る決戦に迎撃準備を整える。
2月16日
米軍第56任務部隊司令官のホーランド・スミス海兵隊中将が、「デタッチメント作戦」を控えた記者会見で「5日間の攻略予定で15,000人の死傷者を覚悟している」との声明を発表する中、米軍硫黄島派遣軍が硫黄島近海に集結、激しい爆撃と艦砲射撃を開始。この準備砲爆撃については、海兵隊側が当初10日間の爆撃を求める中、迎える沖縄上陸作戦に備える艦隊側が難色を示した為に3日間に短縮されたものだったが、これは上陸後の戦局に大きく影響を及ぼしたものとされている。そんな中、摺鉢山の主要な火砲を全滅に至らしめた米軍だったが、その理由は、海上の米艦隊に砲撃した摺鉢山の火砲がその位置を知られた為だった。

* ホーランド・スミス海兵隊中将が3日間に短縮された準備砲爆撃に抗議するシーンは、「最低でも10日は必要。わずか3日の準備砲爆撃で上陸する事は自殺行為にも等しい」と云うスクリプトにも登場。

2月19日
午前6時40分の艦砲射撃を皮切りに、同8時05分にはB-29爆撃機120機による爆撃、同8時25分から同9時までの艦砲射撃が続けられる中、米第4および第5海兵師団による第一波が上陸を開始する。日本軍の迎撃がなく違和感に包まれながらも内陸へ進んだ海兵隊だったが、同10時過ぎ、日本軍の一斉攻撃を受けた先遣隊の第24、第25連隊が瞬く間に25パーセントの死傷者を出す中、第一波で上陸した戦車56両のうち28両が破壊される。この際の日本軍による集中砲火は、太平洋上での戦場各地でも前例のない火力を集中させたものだったが、火山灰の地質によって塹壕を掘る事すら出来なかった海兵隊は、この19日だけで戦死者501名、後に死亡した戦傷死47名、負傷者1,755名を数える大損害を被る事になった。その後、夕方までに30,000名の海兵隊が上陸、日本軍の島嶼作戦では常套手段だった夜襲と万歳突撃に備えるが、この際の日本軍の攻撃は、海兵隊員の神経をすり減らす事と浜辺に集積する米軍物資を攻撃目標にする小規模な手榴弾での襲撃と夜間砲撃のみだった。

* この上陸時の光景については、日本軍の砲弾の位置や米軍の上陸地点など忠実に再現。虐殺にも等しかったビーチ全体の慌しい惨劇の様子は、画面遠方に見えるような人物もバタバタ倒れるなど緻密な構図で描写。メインキャストの一人ヘイズ(アダム・ビーチ)の眼前に生首が転がるなど、トム・サヴィーニのSFXのようなカットなども挿入されるが、500名超の死者を出す集中砲火だった事を考慮すればシニカルな気にもなれない所。それにしても、真っ先に狙われる事を承知しながら怪我人のもとに駆け付ける衛生兵の方は凄い。このシナリオの主人公も他ならぬ衛生兵のブラッドリー(ライアン・フィリップ)だが、本作とは全く無関係のTVドキュメンタリーに出演されていた元兵士の方々が口を揃えて語っていたのも、衛生兵の勇気を讃える言葉と感謝の言葉だった。

2月20日
準備砲爆撃の後、摺鉢山を目指す海兵隊1個連隊と元山方面の主防衛線を目指す3個連隊が進軍する中、夕方までに千鳥飛行場を制圧された日本軍は、栗林中将の司令部と摺鉢山の連絡線が遮断される。砲撃に効果を示す事が出来なかった海兵隊1個連隊は、火炎放射器と手榴弾でトーチカを処理しながら前進、摺鉢山の守備隊長だった厚地兼彦大佐が戦死する。
2月21日
予備兵力だった米第3海兵師団が上陸する中、日本本土(千葉県香取基地)から初めて出撃した神風特別攻撃隊第二御盾隊(「彗星」12機、「天山」8機、零戦12機の計32機)が、硫黄島近海の米艦隊に突入、護衛空母「ビスマルク・シー」を撃沈、空母「サラトガ」を大破させるなどの戦果を挙げる(この際、混乱した米艦隊が「われ、カミカゼの攻撃を受けつつあり。救援頼む。」と発信した電波は、日本軍の守備隊も傍受)。
2月22日
元山方面を攻撃していた第4海兵師団が第3海兵師団と交代する中、摺鉢山での死闘を展開していた米軍は、黄燐発煙弾を投げ込む事で出入口の位置を確認→ブルドーザーで入口を封鎖→削岩機で開けた上部の穴からガソリンを流し込む「馬乗り攻撃」(日本軍による呼び名)や火炎放射器による攻撃で摺鉢山の制圧に迫る。
2月23日
午前10時15分、第5海兵師団が摺鉢山頂上へ到達し星条旗を掲揚。12時15分に改めて掲揚される星条旗(先の2倍のサイズとなる5フィート×8フィート)だが、AP通信のジョー・ローゼンタールがその瞬間を捉えた写真3枚は、同年ピューリッツァー賞(写真部門)を受賞(「硫黄島の星条旗」"Raising the Flag on Iwo Jima")。この星条旗の掲揚は、創立以来、存在意義を問われ続けていた米海兵隊が国内外にその意義を知らしめた瞬間だった。フォレスタル海軍長官がスミス中将に放つ「これで海兵隊も500年は安泰」と云うセリフは、星条旗掲揚の瞬間に陸海の兵士たちが沸き立つ情景を目の当たりにした瞬間に放たれたものだった。その後、両軍の2度に渡る掲揚の争奪戦が繰り広げられるが、血染めの日章旗も翻る中、この米軍の意気も高揚させた掲揚事件は、日本軍の反骨精神を再燃させる事にもなった。

* スクリプトでは、「今後500年、海兵隊の象徴となる」と云うフォレスタル海軍長官とスミス中将のダイアローグも登場。国旗掲揚の争奪戦については描かれていないが、山頂付近での日本軍の抵抗を描く辺りで後の展開も示唆されていた。やがて、資金調達の切り札となる国債のPRで本国を縦断するメインキャストの3名だが、実は本国を縦断していたのは「英雄」に祭り上げられた3名だけではなく、傷痍軍人として帰還を果した大勢の兵士の方々もPRに加担させられていた。TVドキュメンタリーによれば、その反応もさまざまだったもので、熱烈な歓迎で迎え入れる都市もあれば、手足を失った傷痍軍人の姿を正視出来ずにその場を立ち去ってしまう人々が多勢を占めるような信じ難い反応などもあったと云う。片足を失った元兵士の方は「別に恨むつもりはない」と云うコメントを残していたが、そんな元兵士の方々のペーソスについては、「戦争を分かった気でいるヤツはバカだ。特に戦場を知らぬ者に多い。皆、単純に考えたがる。“善対悪”“ヒーロー対悪者”、どちらも大勢いる。だが、実際は我々の思うようなものではない。」と云う本作序盤のスクリプトでも描かれていた。

2月24日
フォレスタル海軍長官が本国へ戻る中、激戦の様相を呈する戦地ではアレクサンダー・ヴァンデグリフト海兵隊司令官の長男、アレクサンダー・ヴァンデグリフト・Jr中佐も重傷を負う。
2月26日
第27航空戦隊市丸少将が「さながら害虫駆除のごとし」との表現を余儀なくされた「馬乗り攻撃」を繰り返していた米海兵隊が、同日夕刻、元山飛行場を制圧。また、米海軍建設大隊によって確保された観測機も復旧。
3月4日
両軍砲火の中、米海軍建設大隊によって機能回復された元山飛行場に、東京空襲で損傷したB-29爆撃機ダイナマイト号が緊急着陸、燃料補給と補修を受ける(硫黄島に着陸した最初のB-29)。
3月5日
米軍に「肉挽き器」と恐れられた元山正面の日本軍陣地は、歩兵戦闘のエキスパート千田少将の訓練の下で強兵揃いに生まれ変わった混成第2旅団が守備していたが、その戦闘能力も限界に近づいていた。そんな中、戦線縮小を決定した栗林中将は、拠点を島の中央部から北部へ移動する。
3月6日
機能を回復した硫黄島の飛行場に最初の米P-31戦闘機部隊が進出。
3月7日
米軍としては異例の払暁奇襲を決行した第3海兵師団が、日本軍を島の北部と東部に分断する中央突破に成功。一方、飲食水が底を突いていた日本軍は、極限の渇きに苛まれていた。
3月14日
栗林中将を支えてきた歩兵第145連隊長の池田益雄大佐が軍旗を奉焼。
3月15日
米軍が硫黄島の完全占領を発表。
3月16日
栗林中将が東京の大本営へ訣別電報を送信。「物量的優勢ヲモッテスル陸海空ヨリノ攻撃ニ対シ、克ク健闘ヲ続ケタルハ小職自ラ聊カ悦ビトスル所ナリ・・・然レドモ要地ヲ敵手ニ委ヌル外ナキニ至リシハ小職ノ誠ニ恐懼ニ堪エザル所ニシテ、幾重ニモオ詫ビ申シ上グ・・・。」
3月17日
米軍が硫黄島最北端の北ノ鼻まで到達。以下は、同日付けで陸軍大将に昇進した栗林中将から指揮下の各部隊へ送られた最後の指令。「一、戦局ハ最後ノ関頭ニ直面セリ。二、兵団ハ本十七日夜、総攻撃ヲ決行シ敵ヲ撃摧セントス。三・・・。四、予ハ常ニ諸子ノ先頭ニ在リ。」
3月21日
大本営が硫黄島玉砕を発表。「十七日夜半ヲ期シ最高指導官ヲ陣頭ニ皇国ノ必勝ト安泰トヲ祈念シツツ全員壮烈ナル総攻撃ヲ敢行ストノ打電アリ。通爾後通信絶ユ。コノ硫黄島守備隊ノ玉砕ヲ、一億国民ハ模範トスヘシ。」
3月26日
栗林大将、市丸少将以下、数百名の残存部隊が米軍陣地へ最後の攻撃を仕掛ける。この際、市丸少将が遺書として懐中に抱いていた「ルーズベルトニ与フル書」(英訳はハワイ生まれの日系二世三上弘文兵曹)が米軍の手に渡るが、米軍の検閲を経た同書は同年7月11日に米国の新聞に掲載される。その内容は、日米戦争責任の一端は米国にあるとするもので、反ファシズムと云う大義名分を掲げる連合国の矛盾を突くものだった。『卿等ノ善戦ニヨリ、克(よ)ク「ヒットラー」総統ヲ仆(たお)スヲ得ルトスルモ、如何ニシテ「スターリン」ヲ首領トスル「ソビエットロシヤ」ト協調セントスルヤ。』

この日本軍最後の攻撃によって53名の戦死者と119名の重傷者を数えたと云う米軍だが、一方、階級章を外していた栗林大将の遺体は、戦闘後の海兵隊の探索でも見つける事は出来ていない。戦車隊を率いていた西中佐は、火炎放射器によって負傷する中で最後の抵抗を試みた19日頃戦死したとされるが正確な最期は現在に至るまで不明。組織的な戦闘に終止符が打たれた後も、地下坑道に残った日本兵による抵抗が続けられるが、最後の日本兵士2名が投降したのは、硫黄島決戦の終結から約4年後の1949年元日の事だった。
戦闘の終結とその後
・太平洋戦争後期の島嶼防衛戦に於いて、米軍地上部隊の損害が日本軍の損害を上回る唯一の戦闘だった「硫黄島の戦い」は、上陸後わずか3日間にして米軍の各戦場(ノルマンディでのD-デイを含む)での戦死傷者数を上回る激戦だった。

・2月23日、摺鉢山に星条旗を掲げた6名の海兵隊員のうち、生還出来たのも3名のみだった。
* ジョン・ブラッドリー氏、レネ・ギャグノン氏、アイラ・ヘイズ氏の3名。スクリプトにも実名キャラクターとして登場。エンドクレジットでは、実物のポートレートも挿入される。

・米軍第3、第4、第5海兵師団は硫黄島の戦いで受けた痛手のために沖縄戦には参加出来なかった。

・硫黄島を奪取した事で日本本土空襲の為の理想的な中間基地を手に入れた米国軍爆撃兵団は、東京大空襲(1945年3月10日)、名古屋大空襲(同12日)、大阪大空襲(同13日)を続けざまに実施、東京空襲を経た横浜空襲以降は、硫黄島を基地とする長距離戦闘機P-51の護衛がついた。爆撃機を運航する各爆撃兵団の米司令官達は、単発戦闘機の長距離護衛を低評価していたが、現実には昼間に於ける双発の邀撃機活動を不可能に追いやった上、日本軍戦闘機の邀撃を困難にしていた。終戦までの間、2,251機のB-29が硫黄島に不時着、推定で延べ2万名以上の乗員の生命が救われたとされている。

・第二次大戦中、米海兵隊に与えられた名誉勲章の4分の1以上は、硫黄島侵攻部隊の為に与えられたものだった。

・後年、米海軍艦船の数隻が「イオージマ」と命名。

・アーリントン国立墓地の近くに位置する米海兵隊戦争記念碑は、硫黄島の戦いで掲げられた星条旗をモデルにしている。

・1985年2月19日、日米双方の退役軍人400名による合同慰霊祭"Reunion of Honor"が硫黄島で実施された。かつては敵同士だった双方の参加者たちは、即座に歩み寄り握手を交わすと抱き合って涙を流したという。その記念日に建立された慰霊碑には日本語と英語で次の文章が綴られている。

日本側碑文 「再会の祈り」

硫黄島戦闘四十周年に当たり、曾つての日米軍人は本日茲に、平和と友好の裡に同じ砂浜の上に再会す。

我々同志は死生を越えて、勇気と名誉とを以て戦ったことを銘記すると共に、硫黄島での我々の犠牲を常に心に留め、且つ決して之を繰り返すことのないよう祈る次第である。

昭和六十年二月十九日

米国海兵隊
第三第四第五師団協会
硫黄島協会


米国側碑文 "REUNION OF HONOR"

ON THE 40TH ANNIVERSARY OF THE BATTLE OF IWO JIMA, AMERICAN AND JAPANESE VETERANES MET AGAIN ON THESE SAME SANDS, THIS TIME IN PEACE AND FRIENDSHIP.

WE COMMEMORATE OUR COMRADES, LIVING AND DEAD, WHO FOUGHT HERE WITH BRAVERY AND HONOR, AND WE PRAY TOGETHER THAT OUR SACRIFICES ON IWO JIMA, WILL ALWAYS BE REMEMBERED AND NEVER BE REPEATED.

FEBRUARY 19, 1985

3RD,4TH,5TH DIVISION
ASSOCIATIONS USMC
AND
THE ASSOCIATION OF IWO JIMA



製作スタッフ
Staff
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
監督
Directed by
クリント・イーストウッド
Clint Eastwood
恐怖のメロディ Play Misty for Me
荒野のストレンジャー High Plains Drifter
愛のそよ風(未) Breezy
アイガー・サンクション The Eiger Sanction
アウトロー The Outlaw Josey Wales
ガントレット The Gauntlet
ブロンコ・ビリー Bronco Billy
ファイヤーフォックス Firefox
センチメンタル・アドベンチャー Honkytonk Man
ダーティハリー4 Sudden Impact
ペイルライダー Pale Rider
ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場 Heartbreak Ridge
バード Bird
ルーキー The Rookie
ホワイトハンター ブラックハート
 White Hunter Black Heart
許されざる者 Unforgiven
パーフェクト・ワールド A Perfect World
マディソン郡の橋 The Bridges of Madison County
真夜中のサバナ
 Midnight in the Garden of Good and Evil
目撃 Absolute Power
トゥルー・クライム True Crime
スペース カウボーイ Space Cowboys
ブラッド・ワーク Blood Work
ピアノ・ブルース The Blues (tv)
ミスティック・リバー Mystic River
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
製作
Produced by
スティーヴン・スピルバーグ
Steven Spielberg
ツイスター Twister
アミスタッド Amistad
メン・イン・ブラック Men in Black
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
 Catch Me If You Can
メン・イン・ブラック2 Men in Black II
ターミナル The Terminal
レジェンド・オブ・ゾロ The Legend of Zorro
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
クリント・イーストウッド
Clint Eastwood
* 監督/スコアも兼任
ロバート・ロレンツ
Robert Lorenz
ブラッド・ワーク Blood Work
ミスティック・リバー Mystic River
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
原作
Based on the novel by
ジェームズ・ブラッドリー
James Bradley
* トーマス・マッカーシー演じるキャラクターのモデルとなった人物。
ロン・パワーズ
Ron Powers
 
脚色
Screenplay by
ウィリアム・ブロイルズ・Jr
William Broyles Jr.
アポロ13 Apollo 13
エントラップメント Entrapment
キャスト・アウェイ Cast Away
PLANET OF THE APES 猿の惑星 Planet of the Apes
運命の女 Unfaithful
ポーラー・エクスプレス The Polar Express
ジャーヘッド Jarhead
ポール・ハギス
Paul Haggis
ウォッチャーズ 第3生命体 Watchers
クラッシュ Crash (2004)
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
007 カジノ・ロワイヤル Casino Royale
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima (原案)
撮影
Cinematography by
トム・スターン
Tom Stern
ブラッド・ワーク Blood Work
エミリー・ローズ The Exorcism of Emily Rose
ミスティック・リバー Mystic River
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
編集
Edited by
ジョエル・コックス
Joel Cox
許されざる者 Unforgiven
パーフェクト・ワールド A Perfect World
マディソン郡の橋 The Bridges of Madison County
真夜中のサバナ
 Midnight in the Garden of Good and Evil
目撃 Absolute Power
トゥルー・クライム True Crime
スペース カウボーイ Space Cowboys
ブラッド・ワーク Blood Work
ミスティック・リバー Mystic River
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
美術
Production Design by
ヘンリー・バムステッド
Henry Bumstead
めまい Vertigo
トパーズ Topaz
スローターハウス5 Slaughterhouse-Five
ヒッチコックのファミリー・プロット Family Plot
リトル・ドラマー・ガール The Little Drummer Girl
許されざる者 Unforgiven
パーフェクト・ワールド A Perfect World
目撃 Absolute Power
トゥルー・クライム True Crime
スペース カウボーイ Space Cowboys
ブラッド・ワーク Blood Work
ミスティック・リバー Mystic River
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
衣装デザイン
Costume Design by
デボラ・ホッパー
Deborah Hopper
インパルス(未) Impulse
スペース カウボーイ Space Cowboys
ブラッド・ワーク Blood Work
ミスティック・リバー Mystic River
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
音楽
Music by
クリント・イーストウッド
Clint Eastwood
* 製作/監督も兼任
編曲と指揮
Orchestrated & Conducted by
レニー・ニーハウス
Lennie Niehaus
タイトロープ Tightrope
シティヒート City Heat
ペイルライダー Pale Rider
ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場 Heartbreak Ridge
バード Bird
ルーキー The Rookie
ホワイトハンター ブラックハート
 White Hunter Black Heart
許されざる者 Unforgiven
ラッシュ・ライフ Lush Life (tv)
パーフェクト・ワールド A Perfect World
マディソン郡の橋 The Bridges of Madison County
真夜中のサバナ
 Midnight in the Garden of Good and Evil
目撃 Absolute Power
トゥルー・クライム True Crime
スペース カウボーイ Space Cowboys
ブラッド・ワーク Blood Work
硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima
挿入曲
Various Music
Knock Knock - Kyle Eastwood, Michael Stevens, Andrew McCormack and Graeme Flowers
Summit Ridge Drive - Artie Shaw and His Gramercy Five
I'll Walk Alone - Dinah Shore
Vict'ry Polka - (Written by) Sammy Cahn and Jule Style
Any Bonds Today? - (Written by) Irving Berlin
Flags of Our Fathers (Written by Clint Eastwood) - Bruce Forman, Kyle Eastwood, Michael Stevens, Andrew McCormack and Graeme Flowers
キャスト
Cast
配役
Plays
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
ライアン・フィリップ
Ryan Phillippe
John "Doc" Bradley ホーネット Deadly Invasion: The Killer Bee Nightmare (tv)
クリムゾン・タイド Crimson Tide
白い嵐 White Squall
ノーウェア Nowhere
ザ・タブー 暴かれた衝撃(未) Little Boy Blue
ラストサマー I Know What You Did Last Summer
ワイルド・スモーカーズ Homegrown
54 フィフティ★フォー 54
マイ・ハート、マイ・ラブ Playing by Heart
クルーエル・インテンションズ Cruel Intentions
CIAの男(未) Company Man
誘拐犯 The Way of the Gun
ゴスフォード・パーク Gosford Park
サベイランス 監視 Antitrust
17歳の処方箋 Igby Goes Down
Re:プレイ The I Inside
クラッシュ Crash (2004)
カオス Chaos
ジェシー・ブラッドフォード
Jesse Bradford
Rene Gagnon 恋におちて Falling in Love
推定無罪 Presumed Innocent
ロミオ&ジュリエット Romeo + Juliet
シャンヌのパリ、そしてアメリカ A Soldier's Daughter Never Cries
ブルー・イグアナの夜 Dancing at the Blue Iguana
チアーズ! Bring It On
タイムマイン(未) Clockstoppers
プール Swimfan
ハッピー・エンディング(未) Happy Endings
アダム・ビーチ
Adam Beach
Ira Hayes スクワント 伝説の勇者(未) Squanto: A Warrior's Tale
スモーク・シグナルズ Smoke Signals
スノー・ステーション The Last Stop
ウインドトーカーズ Windtalkers
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
John Benjamin Hickey
Keyes Beech オンリー・ユー Only You
エディー 勝利の女神 Eddie
ボーン・コレクター The Bone Collector
アニバーサリーの夜に The Anniversary Party
チェンジング・レーン Changing Lanes
フライトプラン Flightplan
ジョン・スラッタリー
John Slattery
Bud Gerber 訣別の街 City Hall
イレイザー Eraser
スリーパーズ Sleepers
ホネツギマン The Naked Man
9デイズ Bad Company
モナリザ・スマイル Mona Lisa Smile
ダンシング・ハバナ Dirty Dancing: Havana Nights
バリー・ペッパー
Barry Pepper
Mike Strank プライベート・ライアン Saving Private Ryan
エネミー・オブ・アメリカ Enemy of the State
グリーンマイル The Green Mile
25時 25th Hour
ノックアラウンド・ガイズ Knockaround Guys
ワンス・アンド・フォーエバー We Were Soldiers
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
 The Three Burials of Melquiades Estrada
unknown アンノウン Unknown
ジェイミー・ベル
Jamie Bell
Ralph "Iggy" Ignatowski ディケンズのニコラス・ニックルビー Nicholas Nickleby
デス・フロント Deathwatch
アンダートウ 決死の逃亡(未) Undertow
DEAR WENDY ディア・ウェンディ Dear Wendy
キング・コング King Kong
リトル・ダンサー Billy Elliot
ポール・ウォーカー
Paul Walker
Hank Hansen モンスター・イン・ザ・クローゼット 暗闇の悪魔
 Monster in the Closet
カラー・オブ・ハート Pleasantville
シーズ・オール・ザット She's All That
ブロークダウン・パレス Brokedown Palace
バーシティ・ブルース Varsity Blues
ザ・スカルズ 髑髏の誓い The Skulls
ワイルド・スピード The Fast and the Furious
ロードキラー Joy Ride
タイムライン Timeline
ワイルド・スピードX2 2 Fast 2 Furious
NOEL ノエル Noel
イントゥ・ザ・ブルー Into the Blue
南極物語 Eight Below
ロバート・パトリック
Robert Patrick
Colonel
Chandler Johnson
ダイ・ハード2 Die Hard 2
ターミネーター2 Terminator 2: Judgment Day
素顔のままで Striptease
コップランド Cop Land
パラサイト The Faculty
フロム・ダスク・ティル・ドーン2
 From Dusk Till Dawn 2: Texas Blood Money(ov)
すべての美しい馬 All the Pretty Horses
スパイキッズ Spy Kids
テキサス・レンジャーズ Texas Rangers
D-TOX D-Tox
X-ファイル The X Files (tv)
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
 Charlie's Angels: Full Throttle
炎のメモリアル Ladder 49
スーパークロス Supercross
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 Walk the Line
ファイヤーウォール Firewall
ネバー・サレンダー 肉弾凶器 The Marine
ニール・マクドノー
Neal McDonough
Captain Severance ダークマン Darkman
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タイムライン Timeline
メラニー・リンスキー
Melanie Lynskey
Pauline Harnois 乙女の祈り Heavenly Creatures
エバー・アフター Ever After
デトロイト・ロック・シティ Detroit Rock City
コヨーテ・アグリー Coyote Ugly
メラニーは行く! Sweet Home Alabama
ケイティ Abandon
ニュースの天才 Shattered Glass
トーマス・マッカーシー
Thomas McCarthy
(as Tom McCarthy)
James Bradley ミート・ザ・ペアレンツ Meet the Parents
グッドナイト&グッドラック Good Night, and Good Luck.
オール・ザ・キングスメン All the King's Men
クリス・バウアー
Chris Bauer
Commandant Vandergrift 愛さずにはいられない Fools Rush In
フェイス/オフ Face/Off
ディアボロス 悪魔の扉 The Devil's Advocate
フローレス Flawless
クレイドル・ウィル・ロック Cradle Will Rock
クール・ドライ・プレイス A Cool, Dry Place
8mm 8MM
ハイ・フィデリティ High Fidelity
ジュディス・アイヴィ
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Belle Block ウーマン・イン・レッド The Woman in Red
地獄のシスター Sister, Sister
マイルズ・フロム・ホーム Miles from Home
もうひとつのラブストーリー Everybody Wins
ディアボロス 悪魔の扉 The Devil's Advocate
普通じゃない A Life Less Ordinary
マイラ・ターリー
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愛と青春の鼓動 Vital Signs
ミート・ザ・ペアレンツ2 Meet the Fockers
リトル・チルドレン Little Children
ジョセフ・クロス
Joseph Cross
Franklin Sousley 絶体×絶命 Desperate Measures
翼のない天使(未) Wide Awake
ジャック・フロスト(未) Jack Frost
スプリング 死の泉 The Spring
ベンジャミン・ウォーカー
Benjamin Walker
Harlon Block 愛についてのキンゼイ・レポート Kinsey
アレッサンドロ・マストロブオーノ
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Lindberg バフィー 恋する十字架 Buffy the Vampire Slayer (tv)
スコット・リーヴス
Scott Reeves
Lundsford An American Crime (2007)
Pride (2007)
スターク・サンズ
Stark Sands
Gust 11:14(未) 11:14
チェイシング・リバティ(未) Chasing Liberty
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ジョージ・グリザード
George Grizzard
John Bradley 昔みたい Seems Like Old Times
独身SaYoNaRa!バチェラー・パーティ
 Bachelor Party
ワンダー・ボーイズ Wonder Boys
ハーヴ・プレスネル
Harve Presnell
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アバウト・シュミット About Schmidt
シークレット ウインドウ Secret Window
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Christopher Curry
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スターシップ・トゥルーパーズ Starship Troopers
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Beth Grant
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パール・ハーバー Pearl Harbor
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アバウト・シュミット About Schmidt
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ロレンツォのオイル 命の詩 Lorenzo's Oil
フィラデルフィア Philadelphia
ゴールデンボーイ Apt Pupil
クライシス・オブ・アメリカ The Manchurian Candidate
メアリー・ベス・ペイル
Mary Beth Peil
Mrs. Bradley 俺たちの明日 Reckless
おかしな二人2 The Odd Couple II
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